川越八幡宮の岸野権禰宜にお話をお聞きしました(聞き手&音楽:小林範子)

川越八幡宮の岸野権禰宜にお話をお聞きしました(聞き手&音楽:小林範子)

 いまから1000年前平安時代の中頃、常総に起きた平忠常の乱が武蔵の国にも広がりましたが、朝廷の命を受けて、源頼信が、この平忠常の乱を鎮定し、坂東に勢力を源氏の氏神である八幡様に戦勝祈願して勝利を納めるることができました。その感謝から八幡宮を建立しました。

 源氏は地上の神でもある八幡信仰となりますが、天皇家からの出であり、祖先の神様として、天の神、出雲の神さま応神天皇などは皇室の祖先の神様ということで、天つ神、ににぎの命の系統が繋がっているそうです。源頼信の子孫でもあり、川越も有名な八幡太郎義家は京都の岩清水八幡で元服をしています。

 八幡宮そのものの起こりは、ヤマトタケルの命の子供の妃である、神宮皇后の子供である応神天皇の時代、海外ともつながり、朝鮮半島から漢字が入る時代、いまのような違う文明を取り入れた4世紀という時代のこと。いまのような変革の大きな時代でした。その後ようやく日本人の心の糧になるのは江戸時代かと思うとのこと。
 
 南無八幡大菩薩というように、変化が多い中で、神さまなのに、南無八幡大菩薩というのは謎であるが、明治の時代に外国に国が開かれているのに、仏教を守ってくださる神さまを排除しないようにしてきたのだということです。

 川越八幡宮のおこりについて。ラジオ川越番組『kawagoelive にじのちきゅう』2021年10月26日放送分より